神様から祝福を授かる88の参拝方法 その11(柏手)
二礼二拍手一拝が、基本的な参拝作法ですが、
出雲大社や宇佐神宮では、二礼四拍手一拝を作法としております。
「柏手」の数が違うのは、なぜか?
柏手は、「かしわで」と読み、「はくしゅ」のことです。
また、「開手(ひらで)」とも言います。
古来より貴人、天皇が即位される時に家臣たちが、
手を打って拝礼したことに由来し、手を合わせることで
裏表ない真の敬意を、歓喜を示す表現となりました。
二拝二拍手一拝の作法になったのは、実はまだ日が浅くて
明治に入ってから習慣です。
柏手の数が多いのは、古来の伝統的な作法であり、
より畏敬の念を表しているためで
一般の私たちが、真似して行うことはございませんが、
最も丁寧なのは、神宮の(伊勢)八度拝八開手(拍手)。
私たちは、柏手の数に限らずとも気持ちを込めて拍手したいものです。
パァンパァンと高らかに音を響かせるには、
ちょっとしたコツがありまして、力に任せるのではなく、
両手を合わせたら右手を左手より少し下げて、手の平との間に気を
包むようなイメージで叩くと良いです。
そうすると音が響きます。
二拍手の後は、両手を同じく合わせること。
両手は、胸の高さにすることもお忘れなく。